郷中



 

さぁ、6月も半ばです。

 

今回の話題はNHK大河ドラマ「どうする家康」の幕末から明治維新にかけて京都とも縁の深い薩摩藩。

 

その薩摩藩に「郷中(ごじゅう)」と言われる教育方法があります。

 

島津忠良が完成させた47首の「日新公いろは歌」や、新納忠元の作成した以下の「二才咄格式定目にせばなしかくしきじょうもく」を教育の根幹とした。

 

一.第一武道を嗜むべき事

一.兼ねて士の格式油断なく穿儀致すべき事

一.万一用事に付きて咄外の人に参会致し候はゞ用事相済み次第早速罷帰り長座致す間敷事

一.咄相中何色によらず、入魂に申合わせ候儀肝要たるべき事

一.朋党中無作法の過言互いに申し懸けず専ら古風を守るべき事

一.咄相中誰人にても他所に差越候節その場に於て相分かち難き儀到来致し候節は、幾度も相中得と穿儀致し越度之無き様相働くべき事

一.第一は虚言など申さざる儀士道の本意に候条、専らその旨を相守るべき事

一.山坂の達者は心懸くべき事

一.二才と申す者は、落鬢を斬り、大りはをとり候事にては之無き候 諸事武辺を心懸け心底忠孝之道に背かざる事第一の二才と申す物にて候 此儀は咄外の人絶えて知らざる事にて候

右条々堅固に相守るべし もしこの旨に相背き候はゞ二才と言ふべからず 軍神摩利支天八幡大菩薩 武運の冥加尽き果つべき儀

 

(略訳)

まず武道を嗜むこと

武士道の本義を油断なく実践せよ

用事で咄(グループ)外の集まりに出ても、用が済めば早く帰れ、長居するな

何事も、グループ内でよく相談の上処理することが肝要である

同輩に無作法なことを、やたらに話しかけるものではない。古風を守るべし

グループの誰であっても、他所に行って判らぬ点が出た場合には仲間とよく話し合い、落ち度の無いようにすべきである

嘘を言わない事は士道の本意である、その旨をよく守るべし

忠孝の道は大仰にするものではない。その旨心がけるべきであるが、必要なときには後れを取らぬことが武士の本質である

山坂を歩いて体を鍛えよ

二才(薩摩の若者)は髪型や外見に凝ったりするものではない。万事に質実剛健、忠孝の道に背かないことが二才の第一である。この事は部外者には判らぬものである

これらはすべて厳重に守らなくてはならない。背けば二才を名乗る資格はなく、軍神摩利支天・八幡神の名において、武運尽き果てることは、疑いなきことである。

その他

負けるな

弱いものいじめをするな

たとえ僅かでも女に接することも、これを口上にのぼらせることも一切許さない

金銭欲・利欲をもっとも卑しむべきこと

 

上の郷中から下の薩摩の教えが導き出されています。

 

薩摩に伝わる「薩摩の教え 男の順序」というものがあります。

 

1、何かに挑戦し、成功した者

2、何かに挑戦し、失敗した者

3、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者

4、何もしなかった者

5、何もせず批判だけしている者

 

これは美しさの順序といっても良いでしょう。

 

正しいか間違っているかで判断しようとすると「自分は正しい、相手は間違っている」とお互いが思っているわけですからケンカになります。

 

美しいか、美しくないかを基準にしたら、そもそも言い合うことさえも粋じゃない気がします。

 

生き様の美しさを魅せ合うようになったらいいですね♪

 

今にも生きる教えだなと感じます。

 

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